Take Your Pills - 視聴記録
Netflixのオリジナルドキュメンタリー。
薬物の使用について、証券取引所のエリート、プロフットボーラー、シリコンバレーのプログラマー、成績を上げたい学生、精神科医 etc etc... 日常を送る一般人を中心にその実態を語る。
薬物依存が深刻な状態になった後については語られない。
取り留めもなく色々な話題について語られるが、全体的にはアメリカの製薬会社無双が話の軸になっていて、端的にまとめると
- ADHD治療薬としてアデロールが認められた(アンフェタミンが入っている)
- なぜか、ADHDの子供の数が右肩上がり
- 当然アデロールの消費量も右肩上がり
- スマートドラッグを服用している人たちが手に入れているのはアデロール
- ADHDの治療を受けるプロスポーツ選手も急増中
というわけで「何を言いたいのかわかりますよね?」という製作者の心の声が聞こえてくるよう。
「製薬会社の陰謀」と端的に言えないのは社会の闇というか、間に挟まっている人が多すぎて証拠を集められないのだろうなあ。
あるいは闇取引が活発化するぐらいなら、製薬会社に作らせた方が管理しやすいみたいな感じか。
日本国内の麻薬に関する啓蒙は、必ず廃人になるような極端な言いようなので「なんだ大丈夫じゃん!」という被害者を生んでいるという批判もあるが、適量なら大丈夫と言ってしまうと滋養剤として使う人が湧いてくるから、統治の方法としては賢いのかもなあと思ったり。