暗殺教室 全21巻 感想
ズバッと一気読みしたので備忘録がてら
魔人探偵脳噛ネウロ と比べて、想定する読者年齢をハッキリ下げている。
『ズルい大人に立ち向かう子供達(≒読者)』という構図を鮮明に打ち出していて、その『大人』には高校生すら含まれている(主人公たちは中学生)のだから、思い切ったものだと思う。
表紙のデザインが素晴らしい。ノーマーク爆牌党 を彷彿とさせるビビッドな色合いで美しい。
ちなみにノーマーク爆牌党の色は5巻が一番好き。
読んでいて、生徒たちの中から、主役級の目立つキャラが出てこないことを不思議に思っていたのだが、よくよく考えてみるとネウロのヤコ達もそんな風だった。作風なのか。
例えば物語の途中で、「暗殺の才能がある生徒」が出てきて、その生徒が活躍して、人気キャラになる。
それなら、その暗殺キャラを活かすストーリーを作れば楽に売れるし連載も伸ばせるはずだ。しかしそうしていない。
人気キャラのために話を作るのではなく、まず面白い話があってそこにキャラクター達が飛び込んでいく。それが流儀だとしても、中々続けられるものではないと思う。素晴らしい才能だ。
読了記録 - 記事化予定なし
「脂肪と言う名の服を着て」に似てる。
凄い作品だとは思うのだが、個人的にはあまり。
ゲート 11―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)
- 作者: 柳内たくみ,竿尾悟
- 出版社/メーカー: アルファポリス
- 発売日: 2017/04/01
- メディア: コミック
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7巻から11巻を読んだ。
最初の近代兵器無双と対炎龍の2つがエピソードとしてはずば抜けていて、そのほかは作者の絵を楽しむ話だなと思う。
イナイ×イナイ PEEKABOO Xシリーズ (講談社文庫)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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古本屋でなんとなく買って読んだ本。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫)
- 作者: 大森藤ノ,ヤスダスズヒト
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2013/01/12
- メディア: 文庫
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Kindleで安かったので読んでみた。
話のつくりが、Web小説そのまま……つまり
- 話のほとんどが主人公の視点で書かれていて、誰でも読みやすく、どこからでも読める
- 起承転結のループが小さい。結果として、長編小説と比較すると脈絡なく都合の良い出来事が次々と起こっている風になる
- 女の子が次々と出てきて最初からほぼ全員主人公に好意を持っている
という風になっている。
こういうのを書籍化すると、書籍から入ってきた人が低い評価をするので不幸な気がするんだけどどうなんだろう。
それともWeb小説を読む人たちがメイン購入層なので、問題にならなかったりするのだろうか。なんだか不思議な気がする。
3巻まで読んだ。
生だとやっぱり 画風が全然違う
メタい。自分の汚れた心では、舶来品の設定を使って、萌え絵を混ぜて日本市場向けに作り直しましたという風に見えるため気持ちが乗らなかった。
実際はそんなにX-MENとかに似ているわけではない。が、やはり気になる。
海外人気が高いことについては、NARUTOを彷彿とさせる。
学校に入って、魅力的な先生がいて、1年同士で仲良くなって、進級試験を乗り越えて……というメソッドは強い。わかりやすい。
- 作者: 電撃文庫記念企画,エナミカツミ,とりしも
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: 文庫
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ずっと昔に買ったまま放置していた本。
最初の方が真面目な話で、後半にフザケた話を持ってきているのは失敗だろう。
最初にギャグを持ってきて、真面目な話でシメるべきだった。共作なので難しかったのだろうが。
中二病なんて言葉がなかった、あの頃の子供達の幻想と付き合い - GOGOモンスター
魔術オーフェンはぐれ旅 新大陸編
限定版で販売した後、しばらく経ってから通常版を販売するという事をされて重複して買ってしまい、何を買えばいいのか分からなくなって放置していた。
Kindle Unlimited で読めるようになった機会に、シリーズを通して読み直してみた。
(今からでも、巻数表示を追加するべきだと思うぞ!)
- 作者: 秋田禎信,草河遊也
- 出版社/メーカー: ティー・オーエンタテインメント
- 発売日: 2011/09/24
- メディア: 単行本
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旧シリーズでは、何か新しい設定が出てくる度にオーフェンが弟子(マジク)にそれを説明する……それで読者にも伝わる……形式を取っていたため読みやすかった。
しかし今シリーズでは、登場人物の内心を通して設定を説明する形式になっていて、とても読みにくい。
悪い世界情勢を舞台にしているため、延々と登場人物たちの愚痴を聞かされる構造になっておりひたすら暗い。
オーフェンが中心になっていた戦闘シーンが、集団戦メインに変わったのも不満だ。
戦争を描くというほどの内容にはなっていない。かといってオーフェンに代わるヒーローが登場するわけでもない。
娯楽小説からはずっと離れた作品になってしまった。
TRPGセッションの純愛 - ひと夏の経験値
1ヶ月で、東京に(正確には埼玉に)帰ることが決まっている女の子と定期的にテーブルトークRPGで遊ぶ。それだけの話。
主人公のテーブルトークRPGへの愛がまっすぐで眩しい。
ソード・ワールドRPG、ガープス、ロードス島戦記、ルナル・サーガ etc etc...
90年台にテーブルトークRPGの近くにいた・・・・・・それも学生として・・・・・・人ならば共感せずにはいられないはずだ。
最初から期限の決まっている付き合いは、ドロドロの恋愛模様などになるわけもなくサラッと通り過ぎていく。それが美しい。
90年台の美しい追体験をしたいフィクション・オタク必読の書。
美しくない追体験をお望みの場合は 全滅脳フューチャー がオススメだ!