読了記録 銭ゲバなど

読了記録 

銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

銭ゲバ(上) (幻冬舎文庫)

 
銭ゲバ(下) (幻冬舎文庫)

銭ゲバ(下) (幻冬舎文庫)

 

以前から気になっていた古典的名作を、ポイント還元セールを利用して拝読。
その後の作品が、どれだけこの作品の影響を受けて作られているかよく分かる。

無料だったので3巻まで 読んだ。
「東京に原発を!」をそのまま実行して、死の街になっちゃいました。という世界観。

東京に原発を! (集英社文庫)

東京に原発を! (集英社文庫)

 

作品としては、まっとうな冒険活劇を踏襲している。 

短編集なのだが、暗喩が多すぎて理解し難い。

史群アル仙のメンタルチップス を先に読んでいると、作者のバックボーンが透けて見えてある程度は分かりやすくなる。

例えば、昼は周りとうまく付き合えているのに、夜になると理不尽に責められる、という話は躁鬱的な精神状態の変化の暗喩だと思われる。
しかし、それが正しいのか、そもそも作者はそういった意図を自覚的に込めているのか、といった点は分からないのでモヤっとする。

Kindle100円セールで購入。
将棋というテーマに惹かれて買ったのだが、詳しく取材して書いているなと思うものの、それ以上のものではなかった。

基本的には、女子小学生を愛でる嗜好を持ってる人向けのライトノベル
3巻は大人の女性棋士にスポットライトが当たり、「銀盤カレイドスコープ」っぽくなる。 

 

成田良悟の作品が好きなので購入。

1巻は普通に楽しく読んでいたのだが、だんだん「いくらなんでも登場人物の説明が少なすぎない?」という雰囲気になって、これ読者がFGOやってる前提の書き方だわと気づく。

FGOやるぐらいなら、その時間と金で本買うわと思っていたのだが、こうなるか。
めんどい。

「ぎゃんぷりん」は押切蓮介の作品だということと、ポイントの還元率が高いことで衝動的に買った。
パチンコ中毒の女の子が、金を無くしては嘆き悲しむ話が繰り返される内容。
毎回やっている事が単純すぎて、面白いと思えるところまでいってない。

CRミスミソウとか、ペイティチャンス(ウヒョッ!東京都北区赤羽 のキャラ)とかの既存作品のパチンコ化パロディは面白い。

「狭い世界のアイデンティティー」は、単行本発売当時にモーニングに掲載されていた特別読み切りが面白かったので買ったのだが、その読み切りよりも面白い話は含まれていなかったので残念。