頑固なペンチーピン

大昔に読んで、自分に影響を与えた漫画。
Kindle Unlimitedで読み直した。 

頑固なペンチーピン

頑固なペンチーピン

 

どういう影響があったのかというと、学生の頃の自分って麻雀プロのことは馬鹿にしてたんだよね。それが変節するきっかけというのが幾つかあるんだけど、その因子の一つがこれ。

まあ、今ではプロ雀士を尊敬してます、とまでは言えないのだけど。
この本で悪く書かれている「プロ否定宣言」とか、全然普通の内容だと今でも思ってるしね。

安易な精神論に流れず、現実に沿ったエピソードを軸に論が展開される。
コミュニティを支える人物に対する尊敬と信頼が、大変誠実に書かれており素晴らしい。

麻雀に限らず、趣味の世界全般に適用できる、何年経っても色あせない出来栄え。

プロプロ言うのではなく、「競技麻雀」という呼称でトッププレイヤー達の活動を推す「着地点」が当時の落としどころだったわけだが……
今はMリーグが始まるわけで、また変わるかな、みたいなタイミングでもある。