田所広成の反省記 業界の浮雲児が見た90年代エロゲの時代 F&C編 上下巻 - 読了記録
いやーエモいわ。ところでどうして最近(少し前?)また若者の間でエモいって言うようになったんだろう?
別にゲーム業界とは所縁は無いので、読む必要はないなーと最初は思ってたんだけどマイクロサーフスみたいな感じで面白いのではないか、あとゴシップ的な興味はあるし、と想像して読んでみたところ、その通り面白かった。
- 作者: ダグラス・キャンベルクープランド,Douglas Campbell Coupland,江口研一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/11/01
- メディア: 単行本
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でもマイクロサーフスのように、ちゃんと目標のソフトウェアが完成する所までは話は進まなくて「ストーンヘッズ編に続く」なのでその点は消化不良。
続きが出るといいなあ。
以下、興味を引いたところをテキトーにメモ
中村うさぎが、RPGの企画とシナリオを持って売り込みに来た事があったとか。
顔が良かったから社長が乗り気だったとか身も蓋も無いことが書かれていて非常に生々しい。
エロゲーなんか作っていたらライトノベルで儲けられないと思うので、それで良かったのかなあ?
電撃ナースなどのパロディの話に関して
サラッとカプコンから怒られた過去があること前提の書き方なのが面白い。
あとは菅野ひろゆきに関する記載が貴重か。
一日6時間ではなく、3時間寝るようにすれば1年が3か月分伸びて、その3か月で1本余分に作れるからそうすると言っていたそうな。なるほどそれは死にますわ。
実に無念な話だ。