全滅脳フューチャー!!!

全滅脳フューチャー! ! ! (幻冬舎文庫)

全滅脳フューチャー! ! ! (幻冬舎文庫)

  • 著者海猫沢 めろん
  • 価格¥ 700(2017/07/09 01:40時点)
  • 出版日2013/04/10
  • 商品ランキング350,036位
  • 文庫381ページ
  • ISBN-104344419987
  • ISBN-139784344419988
  • 出版社幻冬舎

『魔群惑星』『ロードス島戦記』『アルスラーン戦記飛火野耀版『イース』『風の大陸』『人外魔境コブの秘密』『スレイヤーズ』。ファンタジーの世界にいれば心が安らいだ。結婚するならエルフに限る。長生きするから老後も安心。富士見でも『ドラゴンランス戦記』は外人が書いたから読みにくくて途中でやめた。絵も最悪だ。外人は何もわかっていない。けど、レイ・ブラッドベリはなんだかいい。ディックも怪しくてニューエイジの臭いがして良い。海外SFは小難しいことが書いてあるけど、日本の星新一筒井康隆は読みやすくておもしろい。神林長平は深い。

こんなのが主人公なんて。最高だ。

主人公は、フィクションがなければ生きていられなかっただろう過去を思い出す。
それは自分の過去を悔やむわけでなく、自分の不幸を嘆くわけでなく、ただ自分の人生を眺めているだけの行為で、それがとてもリアルだ。

当時の日本において、CDやマンガ以外のアニメグッズを取り扱っているショップというのは非常に少なかった。各地方都市にひとつもなかっただろう——だが、幸か不幸かこの町には、最強のアニメグッズショップが存在していた。
文化のない場所にいきなりそんなものが存在しているというのは、当時の私にとっては鮫だらけの海に生肉が浮かんでいるのと同義だった。

そうなんだよ。なんでアニメイトはあんなに変な所にあったんだ。
まんがの森も相当あったけど、アニメイトの空気の読めなさの前には霞んでいた。
葉鍵が流行って、エヴァが再評価されて、オタク業界全体が盛り上がるのに合わせてゲーマーズとかと一緒にだんだん駅前に近づいて来るのも面白かった。

 

シンさんとの交流を思い返すというテーマで、1つの作品としてしっかりまとまっているのも素晴らしい。

メモ: Kindle化されていないので、しばらく買わずにいた後Amazonで購入し、さらにその後積んでいた本。電子化済み。

読了記録 - BUDDY DOG

 

バディドッグ 1 (ビッグコミックス)

バディドッグ 1 (ビッグコミックス)

 

中年のサラリーマンがアイボに脅迫されて一緒に生活する話。
アイボの中身は、人間相当の思考を行うコンピューターで、金融機関のデータも見れる超性能。

未知の生命体に脅迫されて、一蓮托生の関係になるという話の流れは寄生獣に似ている。
しかし設定は寄生獣の正反対。

生命(寄生獣) <-> 機械(バディドッグ)
戦闘能力高(寄生獣) <-> 戦闘能力低(バディドッグ)
生活能力なし(寄生獣) <-> 金融取引で大金持ちになれる(バディドッグ)

物語の流れも、寄生獣のように大きな出来事が連続して起こっていく感じではなさそうで、日常ものっぽく小さい出来事を繰り返す感じ。

読了記録 - 国民クイズ、トップウGP、真説 ザ・ワールド・イズ・マイン

 

国民クイズ  上

国民クイズ 上

 
国民クイズ 下

国民クイズ 下

 

「あの時代(バブル)」を知らないとよく分からないであろう漫画。

登場人物たちの「不幸」と「幸福」の境目が、現代日本人の目から見ると理解し難く、ギャグとして成立していない。

あとクイズ番組で賞品を貰う所を見て興奮する習慣も今では無くなってしまった。
というかなんでバブル期のTVはあんなにクイズが好きだったんだ?不思議だ。

 

トップウGP(1) (アフタヌーンKC)

トップウGP(1) (アフタヌーンKC)

 

本当にバイク書くのがうまいなあって思う。
バイクレーシングの絵を見るためだけに買って良い。

ストーリーが、バイク好き向けのハイコンテキストな内容になっており、バイクに興味がない人には勧めにくい。
サーキットでクルマを走らせると楽しい、サーキットで走りたい……そんな認識を持っている人、今どきは結構少ないんじゃなかろうか。ソレに共感できないと、話の内容が無価値になってしまう。

 

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

 

おそらくKindleの容量制限が原因だろうが、1冊が3分割されて販売されていて。
しかも3分割された3冊の表紙が同じ絵柄という信じられないぐらいクソな形態。

そのせいで、Kindleのライブラリを開いても次に読めばいいのがドレなのかサッパリわからない。
元々漫画向きではないKindleライブラリのユーザインタフェースと合わさって最悪である。ジャンプコミックスは、右端に巻数を示す欄があって素晴らしい。

読了記録 - 背筋をピン!と 2巻まで

無料で2巻まで読んだ。 

ご多分に漏れず、ボールルームへようこそ が面白かったのでその流れで読んだ。
可愛い女の子と一緒に未経験の部活に飛び込む、王道の少年スポーツ漫画。

主人公に特殊な才能を付与せず、普通に頑張らせていて微笑ましい。
ウリナリ芸能人社交ダンス部 - Wikipedia を見ているような気分。

ATC - Around The World, Eiffel 65- Blue (Da Ba Dee)

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FLIP-FLAP

以前 Kindle Unlimited で読んだやつ。
同じ感想。 

ピンボールにハマる女の子と、その子を追いかける男の子の話。

スゲーッ面白かった。
登場人物たちが、ゲームが好きな理由について全く語らないのがいいね。
そうだよ気づいたら好きになってるんだよ。

若者がゲームをするフィクションというのはそれなりに存在していて。
そういうフィクションには必ず、ゲームに一定の理解を示す彼女が付いていたりするもので。
だからこの作品も大分そういう感じなんだろうと想像していたのだけど、いや読んでみないと分からない事ってのはあるもんだなという部分が多分に含まれていて。

傑作です。

暗殺教室 全21巻 感想

ズバッと一気読みしたので備忘録がてら

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

 

魔人探偵脳噛ネウロ と比べて、想定する読者年齢をハッキリ下げている。
『ズルい大人に立ち向かう子供達(≒読者)』という構図を鮮明に打ち出していて、その『大人』には高校生すら含まれている(主人公たちは中学生)のだから、思い切ったものだと思う。

表紙のデザインが素晴らしい。ノーマーク爆牌党 を彷彿とさせるビビッドな色合いで美しい。 

ちなみにノーマーク爆牌党の色は5巻が一番好き。 

読んでいて、生徒たちの中から、主役級の目立つキャラが出てこないことを不思議に思っていたのだが、よくよく考えてみるとネウロのヤコ達もそんな風だった。作風なのか。

例えば物語の途中で、「暗殺の才能がある生徒」が出てきて、その生徒が活躍して、人気キャラになる。
それなら、その暗殺キャラを活かすストーリーを作れば楽に売れるし連載も伸ばせるはずだ。しかしそうしていない。

人気キャラのために話を作るのではなく、まず面白い話があってそこにキャラクター達が飛び込んでいく。それが流儀だとしても、中々続けられるものではないと思う。素晴らしい才能だ。